【登山データ】
2019年9月6日 日帰り
コースタイム:7時間10分(休憩含む)
総歩行距離:7.6km 標高差:登り/下り917m
 

【山情報】
御嶽山(おんたけさん)
長野県と岐阜県にまたがる標高3,067 mの複合成層火山。大きな裾野を広げる独立峰。2014年9月24日噴火後、山頂は立入規制されていましたが、2019年7月1日(月)午前10時から10月16日(水)午後2時まで一部登山道が通行可能となりました。
 

【コースタイムイメージ】
09:10 ロープウェイ山頂駅(飯森高原駅)→09:20 行場山荘→10:15 女人堂(休憩10分)→11:30 石室山荘(休憩50分)→13:10 剣ヶ峰(休憩、黙祷10分)→14:00 石室山荘(休憩10分)→14:50 女人堂(休憩10分)→15:50 行場山荘→16:00 ロープウェイ山頂駅(飯森高原駅)


【御嶽山へのアクセス】
今回登った黒沢口ルート(御嶽ロープウェー)は長野県側になります。
JR木曽福島駅から木曽町営バス(御岳ロープウェイ線)で御岳ロープウェイバス停(鹿ノ瀬)下車後、御岳ロープウェイで飯森高原駅まで行きます。
●コース詳細
今回の御嶽登山は、長野県の木曽町立三岳小学校にてravinaの登山用ヘルメット『FLUQUE(フルーク)』をご採用いただいたことをきっかけに、御嶽山火山マイスターの方からお誘いをいただいて実現しました。
三岳小学校の小学生や、関係者の方と一緒に、みんなで『FLUQUE』をかぶって登ります。
三岳小学校
三岳小学校です。御嶽山に感動する前にこの学校の外観に感動しました。
 


校庭から。雲がなければ画面真ん中に御嶽山が見えるそうです。
 
さて、御嶽山は最近登山を再開した私にとって、前回登った焼岳と同等くらいの手ごわい相手です。登る前から膝痛大丈夫かなと不安に思いながらもまだ小学生に負けるわけにはいかないと登山魂を奮い立たせました。
とはいっても登山は勝ち負けではないですので、楽しく安全に登ることを心がけます。
木曽地域に前泊し、当日7時半に地元の学校に集合→バスでロープウェイ山麓駅着→ロープウェイで山頂駅に9時頃到着となりました。その後、注意事項の確認やトイレ休憩等を行い、9時10分頃から登山開始です。
 

ロープウェイ駅
センターハウスでロープウェイ往復切符を購入。一般往復 大人料金で2,600円です。
詳細は公式HPをご参照ください。御岳ロープウェイ
 

御嶽山
センターハウスからロープウェイ山麓駅までの間にきれいなお花畑と天気がよければ奥に山も見えます。
 

ロープウェイ山麓駅
ロープウェイ山麓駅(鹿ノ瀬駅)。ここで標高1,570mです。
 

ロープウェイ山頂駅
ロープウェイ山頂駅(飯森高原駅)。標高2150mまでロープウェイで登ってきました。
 

ロープウェイ山頂駅
後ろ姿だけですが、FLUQUEをかぶっている子供達。
これだけたくさんの人が同じヘルメットをかぶっていると圧巻です!こんなに大勢の人が一斉にFLUQUEを被ってるを見るのは初めてだったので、不覚にもちょっと感動してしまいました。
 

ロープウェイ山頂駅
山頂駅から麓の眺め。お天気も良さそうです。
 

ロープウェイ山頂駅
山頂駅から御嶽山の眺め。山麓駅より近くなり、迫力が増してきました。
山頂駅からの眺めもすでにきれいだったので、ここまででも来る価値があると思います。
 

御嶽登山スタート
さて、前置きが長くなりましたが、飯森高原駅からはいよいよ御嶽登山スタートです。
 

御嶽山
最初は整備されたきれいな林の中を軽いステップで歩いていけます。
 

御嶽山
霊峰のためか、このような場所がいくつかありました。
 

御嶽山
途中で地層を発見。学校の先生が説明してくれていたのですが、遠くて聞き取れず。ただ、火山噴火による地層だということは分かりました。
 


少しずつごつごつした岩がでてきましたが、整備されている為、そんなに気になりません。
 


樹木も少し低い木が多くなってきました。木々の間から目指す御嶽山が見えます。まだまだ先は長いです。
 

御嶽山
途中休憩を何回かして、最初の山小屋 8合目女人堂に到着。この場所で標高2,470mとなります。
 


8合目女人堂から望む御嶽山です。雲がない為、はっきりと全体像が見えます。
手前には阿波福寿講の「西開霊神」「西覚霊神」の座像が見守ってくれており、この場所を右に行くと三ノ池方面、左に行くと頂上方面へ続きます。
※女人堂から三ノ池方面の登山道は現在通行止めです。紅葉シーズンは途中までは行けますが、三ノ池には行けません。
 

御嶽山
休憩後、頂上に向かって出発です。まだまだ緑の中を登っていきます。
 

御嶽山
途中で振り返ると中層雲と同じくらいの高さまで登ってきたんだなと実感。
 

御嶽山 御嶽山 御嶽山
霊神場のため、多くの霊神碑が建てられています。
 


さらに登っていくと、登拝したという伝説がある弘法大師坐像があり、お膝元でしばし休憩。緑は少なくなってきて、ごつごつした岩が目立ってきました。
 

御嶽山
頂上も少しずつですが近くなってきました。次に目指すのは写真の真ん中よりちょっと右上にある石室山荘を目指します。見えているので気持ち的には楽!?
 

御嶽山
岩場を登っていきますが、疲れと空腹のせいか、なかなか石室山荘が近づいてきません。
 

御嶽山
やっともう少しで到着。ちなみに金剛杖に布を巻きつけて旗のように振っている方は長野県の火山マイスターの方で、私が弘法大師坐像を出発して5分後位には既に上で旗を振っていました。畏るべしです。
 

御嶽山 御嶽山
やっと石室山荘に到着です。標高2,800mまできました。この石室山荘ではなんと食事や飲料を注文可能です。

昼食はラーメンを注文しようと思っていたのですが、少し遅れ気味で休憩時間は短縮するとのことだった為、事前に頂いたおにぎり2つとお菓子でお腹を満たしました。缶ビールもあるので飲みたい方は注文しましょう。私はまだこの先もあるのでグッとこらえました。
ちなみに、この石室山荘は麓の黒澤館という旅館と同じ方が経営されているとのこと。私は前日黒澤館に泊まりましたが食事が美味しくてお勧めです。
 

御嶽山
昼休憩が終わり、再度出発。もうこのあたりは大きい岩がごろごろしており、足を踏む場所にも注意しながら登ります。奥に鳥居が見えてくれば、山頂までもう一踏ん張りです。
 

御嶽山
やっと山頂だと思ったらまだでした。ここは黒澤口の登山道の改修を行った覚明行者が埋葬された場所で9合目の位置にあたります。以前はこの霊場の横に覚明堂という山小屋があったのですが、今は営業を取りやめているとのことです。(上の上の写真に外観が写ってます)
 

御嶽山
覚明行者の霊場からまだ結構な距離がありました。心が折れる寸前でしたが、何とか立て直して自分を鼓舞しながら頂上に臨みます。実際は分かりませんが、小学生のみんなは軽々登っているように見えました。
 


本当の山頂が見えてきました。このあたりはもう緑はなく、火山の様相がみてとれます。
 

御嶽山
剣ヶ峰方面と二の池方面への分岐点に到着です。奥に見えるのが二の池と二の池山荘となります。
 

御嶽山
剣ヶ峰頂上での長時間滞在はあまり良くないとのことから、この場所で噴火の犠牲者の冥福を祈り、黙祷しました。
 

御嶽山
本当に最後の一踏ん張りです。山頂に小さく鳥居が見えます。
 


噴火前まで営業をしていた御嶽剣ヶ峰山荘です。現在解体中で解体後は避難施設になります。
作業員の方が泊まりで解体作業を行っており、廃材はヘリコプターで降ろしているとのことでした。本当に大変な作業だと思います。
 

御嶽山
御嶽頂上山荘があった場所はシェルターが設置されていました。写真は2つしか写っていませんが、3つあります。
奥の石段を登れば頂上です。
 

御嶽山
石段を登ると御嶽神社がお出迎えをしてくれます。
 

御嶽山
そしてやっと山頂3,067mに到着です。厳密には約3,067mです。(神社のよこの岩の部分が3,067mとのことです。)
ミッション達成です。達成感と共に下りの膝痛の心配も同時に出てきました。
 

御嶽山
山頂からの様子です。シェルターや避難施設の設置、登山道の整備等、たくさんの方の努力によって山頂部までの規制解除が実現したのだと改めて思いました。
 

御嶽山
分かりにくいですが雲?煙?の下に噴火口があります。小さな音でしたが「ゴーゴー」という音が時々聞こえてきました。
 

御嶽山
帰りは来た道とほぼ同じルートを下ります。登りは石室山荘の中を通り抜けて来ましたが、下りは石室山荘の脇を下っていきます。
 

御嶽山
このあたりは石がごろごろしている為、注意しながら下ってください。奥に赤い屋根の女人堂が見えます。
下りはロープウェイの時間が迫っていた為、結構なペースでの下りとなり、途中で膝痛が襲ってきましたが何とか無事に下山しました。
上りから下りまで一日快晴で疲労はありましたが大変有意義で満足のいく登山となりました。家に着くまでが遠足(仕事)なので最後まで油断せずに帰りましょう。
 

今回の登山では、やはり生々しい噴火の傷跡が所々に見てとれました。これまでも噴火に対する情報に触れる機会は多くありましたが、今回御嶽山に登ったことによって、自分自身としての火山防災に対する意識が飛躍的に高まったと感じます。ヘルメットの着用もそうですが、火山に登る前に噴火警戒レベルの確認や山小屋、シェルター等の避難施設の場所、噴火時の行動の仕方等の事前情報をしっかりと準備しておくことが大事です。
実際に噴火した山を登り、肌で感じるとその辺の意識にも変化が出てくると思うため、皆さんにも御嶽登山お勧めです。是非、ヘルメットを着用して登ってみてください。

 

※表記している交通機関の運行や各施設の営業時刻は、2019年9月時点のものです。変更される場合もありますので、お出かけの際は必ず最新の運行時刻を確認してください。

 
 
 
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ravindo(ラヴィンド)です。山登り初心者です。最初は山登りなんて疲れるだけと思ってました。

今も少し思ってますが登った後の達成感は気持ちいいです。最近の悩みは下りの膝痛。